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アンネの日記は筆跡が友人への手紙と違う?作者はアンネフランクではない?

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第二次世界大戦中オランダでの生活を生々しく描いた「アンネの日記」を読まれたことはありますでしょうか?

私は20年近く前に読みました。

当時13歳の多感な少女が書いた日記は家族との明るい日常そのもので、逆に胸にくるものがありました。

アンネフランクと言うごく普通の少女の日記なので、表現は陳腐で稚拙かもしれません。

しかしそこから想像される戦争の臨場感や緊張感は十分伝わる著書だと思います。

ネコ山
ネコ山
やたら明るい表現が、逆に生々しかったです…

この少女の日記が世界的ベストセラーとなった今、アンネの日記はアンネフランクが書いたものではない!

別の作者がいる偽書説があるんです。

ゴーストライター説は、アンネフランクがアメリカの友人に送った手紙と筆跡が違うという指摘も理由の一つ。

友人への手紙と自分のための日記では、書き方が普通に変わると思いますけどね…

アンネの日記は別の作者が書いた偽書なのか?

友人に出した手紙と筆跡が本当にちがうのか調べてみました。

 

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「アンネの日記」は筆跡が友人への手紙と違う?

「アンネの日記」の偽物説が出た理由はいくつかあるのですが、筆跡がちがうと言われたのは有名な理由の一つです。

それがアメリカの友人に送った手紙と日記の筆跡がちがうということ。

筆跡の件に関してはあらゆる機関が調査して結果を出しています。

アンネフランクの筆跡問題についてからお話していきますね。

ネコ山
ネコ山
戦争って、きっと真実を知られたくない人がいるんだよね…

 

日記とアメリカの友人へ出した手紙の筆跡が違う?

アンネの日記の偽書疑惑がでた理由の一つに日記の筆跡が上がっていました。

これは後に、アンネがアメリカの友人に送った手紙が発見されたことにより論争を起こしたのです。

アンネの日記の筆跡が右斜めに傾いた大人びた文字に対して直筆の手紙は丸っぽい文字。

見て分かるくらい、明らかに違うんですね。

しかし専門家の観点では、筆跡鑑定とは見た目だけで判断するものではない的なご意見。

紙質やインクの成分など細かく照合して判断するものだと言ってます。

 

アンネフランクの直筆と筆跡鑑定結果あり!

アンネの日記 筆跡 友人 手紙 アンネフランク 作者

出典元:https://www.wikiwand.com/

筆跡問題については1990年に裁判所が同一人物の筆跡であると判決を下しています。

公にアンネの日記はアンネフランクの直筆であると認められたわけです。

明らかに見た目は違うのですが、公の機関が認めて裁判所が承認したので、同一の筆者と言うことで収まりました。

これは逆にいうとアンネの直筆の文書が他から出てこないので、証明しようがないというのもあるみたい。

学校にも行けなかった一般市民の少女の文書を探すのはほぼ不可能でしょう。

提出される筆跡がアンネの関係者ばかりからしか出てこないというのも問題だったみたいです。

いろいろモヤっとはするものの、公式でアンネの直筆日記であると認められたことは事実に違いありません。

 

「アンネの日記」作者はアンネフランクではない?

筆跡以外の理由でも「アンネの日記」作者が別にいる説は唱えられています。

ですが、今のところ全ての説は論破されており、「アンネの日記」は本物であると証明されました。

ではなぜ別作者が書いたという話が出たのか、簡単にお話していきますね!

ネコ山
ネコ山
世界的ベストセラーともなるといろいろ言われるのかもしれません。

 

「アンネの日記」は別の作者が創作した説がある?

別の作者がいる説はまず内容が13歳の女の子が書いた文章らしくないという理由のようです。

ネコ山
ネコ山
ネコ山は女の子の日記だなって思ったけど…

ただ私が読んだものは日本語訳された文庫本だったので、なんとも言えません。

基本的には思春期の女の子の恋の話や悪口、性に対する興味など普通の生活をつづったものでした。

ところどころに戦争の緊張感があったり、隠れ家での緊迫した生活状況があり、戦争と隣り合わせの生活というのは十分伝わります。

アンネはとても明るい女の子で、家族みんなで協力して隠れている生活と、戦争に怯えて過ごす夜の、感情の落差が逆に生々しく感じました。

また「アンネの日記」は父親オットーの依頼で自分が書いた、とメイヤー・レビンというアメリカ人が訴訟を起こします。

しかし裁判でレビン自身が、「アンネの日記」を題材にした二次創作の依頼を受けたが「アンネの日記」とは無関係と認めて、敗訴で決着がつきました。

現時点ではアンネの日記はアンネフランクの日記であると認められています。

 

アンネフランクの日記で父親が削除した部分はある!

最初に発行されたアンネの日記は、父親オットーの判断で下ネタジョークや母親に対する悪口は削除されました。

アンネは恋や性に対して大きな興味を抱いていた時期で、自分の体の変化を鏡で見たり、大人たちがしていることを想像して悪口を書き留めていたんです。

その描写が生々しくオットーの判断で書籍から削除しました。

母親への悪口は妻に対する配慮でしょう。

またアンネ自身誰にも知られたくないページには上から紙を貼って隠していた部分もありました。

後にオットーの判断で削除された表現も含めた増補新訂版が発行されています。

政治的というよりは家族に対する配慮で編集したんでしょうね。

 

まとめ

ここまでアンネの日記は友人への手紙と筆跡がちがうのか?

アンネフランク以外の別作者が書いたものなのかについてお話してきました。

いかがでしたでしょうか?

ネコ山
ネコ山
あらゆる調査の結果から、アンネ本人の日記だと証明されています!
クマ本
クマ本
読めばわかるけど、大人の文章ではないね。

政治的な意味も含めて、あまり本物と思われたくない人達がいるのは事実です。

ただ、アンネの日記の真偽は置いておいて、第2次世界大戦の記憶がどんどん薄くなっている日本ですので、一度読んでみるのもいいかもしれません。

最後は収容所で病死してしまう短い人生を送った少女の記録です。

少女の目から見ていた戦争に巻き込まれた人々の真実を知るよい機会ではないでしょうか?

それでは『アンネの日記は筆跡が友人への手紙と違う?作者はアンネフランクではない?』はここまで!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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