ショーシャンクの空には1994年に公開されたミステリーの巨匠スティーブン・キング原作の映画です。
不倫していた妻と不倫相手を殺した冤罪で刑務所に入れられた銀行員の25年にわたる話です。
主人公のアンディは大変聡明な男で、持ち前のスキルで刑務所内に税理士事務所を作り、看守たちのお金の管理を握れるまでに。
そんなアンディの嘆願が通り、大量のほんとレコードがショーシャンクに届いたときに、アンディは入っていたイタリア語のオペラのレコードを流します。
その音楽に感動し、刑務所内に音量MAXで放送して懲罰房に入れられるのですが、この時流したフィガロの結婚になにか意味があるのでしょうか?
アンディは歌詞の意味が分からないと言っていましたが、なにか伝えたいことがあったのではないでしょうか?
ショーシャンクの空にでフィガロの結婚の歌詞の意味は?
中学生の頃『ショーシャンクの空に』のフィガロの結婚を流すシーンに憧れて、給食の時間に、放送室の内側から鍵かけて、当時ハマっていたSlipknot流した思い出がある。
私にとってのモーツァルトはSilpknotだった。もちろん怒られましたが。 pic.twitter.com/Us4nxSSX1i— suzu (@nezimaki49081) May 20, 2022
男ばかりのうつうつとした刑務所内に大音量で響き渡るソプラノ音楽の声。
囚人たちはスピーカーを見つめるシーンがとても印象的でしたね。
タイトルも歌詞の意味も分からないとアンディは言っていたこのオペラ音楽は「フィガロの結婚」というモーツァルトの曲です。
このタイミングでただ声が美しいからという理由でフィガロの結婚を流したわけではなさそう!
まずはフィガロの結婚がどんな曲かを調べてみました。
ショーシャンクに流れたフィガロの結婚はどんな物語?
“ショーシャンクの空に”
一番好きなシーン…
皆さんはどうですか?まだ観ていない方は是非💪💪💪
“人から音楽は奪えない🎶”#ショーシャンクの空に#フィガロの結婚#モーツァルトhttps://t.co/uW1QnPoZyz pic.twitter.com/sTnwoA3Gu8— Toshinori🎻💖 (@1988desa) May 1, 2022
結婚する予定の恋人同士フィガロとスザンナ。
そのスザンナがお気に入りの伯爵が、二人の結婚を邪魔してスザンナを奪おうとします。
伯爵夫人は、スザンナに夢中の伯爵に対して、愛が冷めてきているとご立腹。
そこで滞りなく結婚したいフィガロとスザンナ、伯爵夫人は手を組んで、おバカな伯爵を懲らしめようと画策する物語です。
その画策はスザンナと伯爵夫人が入れ替わり、スザンナが伯爵を呼び出して逢引すること。
しかし伯爵が到着するとそこにいるのはスザンナの服を着た伯爵夫人がいて、懲らしめられる予定だったのですが…
勘違いしたフィガロがその逢引のジャマに入ったり、フィガロと伯爵夫人(の服を着たスザンナ)が話しているのを見て伯爵が誤解したり、わちゃわちゃする喜劇なんです。
最後は伯爵が改心して夫人に謝り、ハッピーエンドなんですよ。
フィガロの結婚の歌詞を紹介!
あーやが大好きという人気映画「ショーシャンクの空に」
その中で二重唱曲が使われたモーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」について
「平原綾香と開くクラシックの扉」で語っています。
今夜の日テレ金曜ロードショーは名作「ショーシャンクの空に」です。よかった観てね。 pic.twitter.com/1JyQcNvLQA— チャボ (@Chaichabo4101) May 20, 2022
それでは「ショーシャンクの空に」で流れたフィガロの結婚の「手紙の二重唱」の歌詞をご紹介します。
そよ風に寄せて…
何と優しい西風が…
西風が…
今宵は吹くことでしょう…
今宵は吹くことでしょう…
林の松の木の下で
松の木の下で…
あとは、もうわかるでしょう。
きっと、わかるでしょう。
きっと、わかるでしょう。
スザンナと伯爵夫人が、伯爵を騙そすためにおびき出すための手紙を書いているときの歌です。
とはいえ、内容的には大したこと言ってないですね(笑)
悪だくみしているスザンナと伯爵夫人が「あの人絶対これでまんまと騙されるわ~」と含み笑いしながら偽の手紙を書いている感じかな。
ショーシャンクにフィガロの結婚を放送したアンディが伝えたかったことは?
https://www.youtube.com/watch?v=mcTR3vO8hsg
フィガロの結婚を放送するシーンは、スティーブンキングの原作にはない、映画オリジナルのシーンだと言われています。
このとき、懲罰房を覚悟しつつも気持ちよさげに音楽を堪能し、ショーシャンク内に共有したアンディは一体囚人たちに何を伝えたかったのでしょうか?
フィガロの結婚の内容とアンディの心情について考察してみました。
アンディはオペラ放送事件のときから逃亡計画を立てていた?
おはようございます😀
昨日鑑賞した映画です。🎬ショーシャンクの空に
眩い希望と爽快が体感できる90年代の大傑作。
アンディから影響を受けるレッドの心境変化と語りは、彼が真の主役と映る程に感情移入できます。名盤『フィガロの結婚』は希望の象徴。
今日も素敵な映画と出会えますように✨ pic.twitter.com/oi2HoEvtAn
— TN Industry (@AXLguns9) January 14, 2020
アンディが念願の本やレコードを手にしたことに感激して、まずオペラ音楽を聞きましたよね。
音楽は自由だと囚人たちに伝えたくて、ショーシャンク内に放送したのかなと表向きは思いました。
しかし、ショーシャンクの空にを最後まで見てから振り返ってみると、すでにこの時から「自力で自由を掴め」と言っているのではないかと思ったんです!
アンディは流した「フィガロの結婚」の歌詞の意味は分からなくていいと言っていました。
ですがこの話自体伯爵を騙して懲らしめるお話。
すでにこの時から所長や看守たちを騙して自由を掴んでやると決めていたと思いませんか?
あの聡明なアンディがフィガロの結婚のあらすじを知らないとは思えないんですよね。
しかも数ある曲の中で、敢えて罠の手紙を書いているシーン「手紙の二重唱」ですよ!
アンディのささやかな宣戦布告だった気がします。
アンディがフィガロの結婚を放送したシーンについてSNSの感想は?
フィガロの結婚、手紙の二重唱。言葉の意味はわからなくても、その旋律がもたらす感動は無限。モンテクリスト伯はブルックス記念図書館では職業訓練に分類される。 #ショーシャンクの空に
— pinoko (@pinoko29) May 20, 2022
ショーシャンクの空にで流したレコードがフィガロの結婚で、これは不倫した夫を罠にはめようとする妻の話。と書くと教養がある人に見えるけど、たとえば2001年宇宙の旅のリゲティ作曲の曲について語ってもただのおたくの無駄知識に終ってしまう確率の高さよ……。
同じジャンルでもクラシックは強い。— レスナーその1 (@jdoijisjhspiej) May 20, 2022
「ショーシャンクの空に」で、ティム・ロビンスがモーツァルトのフィガロの結婚のレコード/二重唱「そよ風に寄せて」をかけて囚人たちが皆立ち止まり聴き入るシーン。
モーツァルトの音楽がいかに美しく素晴らしいかを教えてくれる名シーンでクラオタ的に好き。— You Shiga (@youshiga) May 20, 2022
ショーシャンクの空に、を見た。
今回初めて見たけど、面白かった。
ラストのカタルシスが半端なかったなぁ。
アンディの精神力と忍耐力が凄すぎるね。あと、勝手に「フィガロの結婚」を流して、看守に脅されてもむしろ音量上げてニヤつくシーンが最高だった。あれ、アドリブだそうでびっくり。
— ベン・ジロー@カクヨムで連載中 (@8528fukurou) May 20, 2022
まとめ
午前十時の映画祭で1/9まで上映中の『ショーシャンクの空に (1994)』、この作品を映画館の大スクリーンで観られる幸運よ。刑務所内でフィガロの結婚のレコードを勝手に放送し、怒り狂う刑務所長の目の前でさらにボリュームを上げるあのシーンが一番好きで、信念を貫くことの大切さを教えてくれた名作。 pic.twitter.com/ef0ZOKq0qk
— INSPI. (@inspi_com) January 8, 2020
ショーシャンクの空にで流れたフィガロの結婚はどんな歌なのか?
アンディはショーシャンクの囚人たちに歌を聞かせて何を伝えたかったのかについてお話してきました。
いかがでしたでしょうか?
真相が明らかになればなるほど目が離せなくなるショーシャンクの空に。
アンディが無実を証明すべく動き出すラスト45分くらいが壮絶です。
最後まで見るとフィガロの結婚さえも伏線だったように思えてなりません。
それでは『ショーシャンクの空にでフィガロの結婚の歌詞の意味は?放送でアンディが伝えたかったことは?』はここまで!
最後までお読みいただきありがとうございました。