ディズニー実写版リトルマーメイドの特別映像が日本時間の9月10日に公開されました。
今回は、2023年初夏公開予定のディズニー実写版リトルマーメイドについてお話しします!
実写版リトルマーメイドの特別映像公開を受けて、日本では、アリエルのキャストが「可愛くない」「ひどい」などと批判の声も上がっていることをご存じですか?
2019年に実写版アリエルのキャストが、歌手で俳優のハリー・ベイリーと発表された時にも、同じような声が上がっていたようです。
調べてみると、多様な意見があり、単にイメージ違いという言葉で終われない問題もありそうです。
実写版アリエルが日本で「可愛くない」「ひどい」と批判される理由はどこにあるのか?
リトルマーメイドの歌をすべて歌えるアニメ版大好きっ子の筆者が、さまざまな観点から考えていきたいと思います!
リトルマーメイド実写が日本で批判され不評?
リトルマーメイド実写版で主演女優、
ハリー・ベイリーに対する世間の批判について。世間からは「アリエルは白人だ、黒人には不向き」等の批判が相次いでいる。これに世間は、「人種差別的発言では無い、ただ役に合ってないだけ」と言うが、矛盾してはいないか?
これは完全なる差別要素では無いか pic.twitter.com/uFNtQrSiJm
— クソ夫日記 (@kyle_crafter) July 16, 2019
まず、実写版リトルマーメイドが日本で不評なのかについて調べました。
特別映像が公開されると、ネットでは、さまざまな反響があったようです。
その中でも、よく見る意見として
「アニメの世界観が壊れた」
「本物のアリエルは黒人ではない」
というようなものがありました。
リトルマーメイドは、長く愛されるディズニープリンセスのアニメ。
それだけに「ファンの中の『アリエル』像を忠実に再現してほしかった!」という強い思いが、実写化キャストへの批判につながってしまったのかもしれません。
また、「ポリコレを意識しすぎ」という点も、実写化不評の一因となっているようです。
- ポリティカル・コレクトネス(political correctness)の略。
- 直訳すると『政治的正しさ』という意味。
- 特定のグループに対して差別的な意味や誤解を含まぬよう、政治的・社会的に公正で中立な表現をすることを指す。
世界的に影響力のあるディズニーの映画だからこそ、多様な人を起用するという点も意識して制作にあたらなくてはいけないのだと思います。
しかし、「主人公をその対象にするのはポリコレをアピールしすぎているのでは?」といった意見も。
ただ、批判的な意見ばかりではなく、ハリー・ベイリーに期待する声もあがるなど、実写版に対する評価は、完全に不評とは言い切れないように思います。
リトルマーメイド実写のアリエルはミスキャスト?
リトル・マーメイドの実写、アリエル役をハリーがやるんだけど違うんだよなって感じがすごい…
ハリー歌も上手いし演技もすごいんだけどアリエルじゃないんよ。黒人差別とかじゃなくてアリエルはアリエルっぽい人にやって欲しいよね
ハリーにはティアナ役とかして欲しい pic.twitter.com/qAXFnqc8uP— Kaede💗 (@kaede_taylor418) September 10, 2022
実写版アリエルはミスキャストだったのでしょうか?
先ほどアリエルの実写版キャストが批判される理由として、アニメ版のアリエルの特徴が反映されていないことを挙げました。
ディズニーアニメのアリエルといえば、白い肌に、青い瞳、そして印象的なサラサラの赤髪。
今回役を演じるハリー・ベイリーとは共通点がないように見えます。
今回のキャスティングに関する意見の中には「ハリー・ベイリーがティアナやモアナの実写をやったほうがぴったりだ」という声もいくつかみられました。
そこが「ミスキャストではないか?」といわれる要因の一つなのかもしれません。
アニメの中では、白人として描かれていたのに、どうして黒人の俳優を起用したのか?と疑問に思っている人も。
筆者も、初めて見たときは、アニメ版アリエルと実写キャストの雰囲気が随分違うことに驚き、なぜ彼女を起用したのか疑問に思いましたよ…
日本人は黒人のプリンセスに違和感がある?
「黒い肌だとお姫様になれないの?」という話であれば、同じディズニーアニメ映画でも、『リトルマーメイド』ではなく、『プリンセスと魔法のキス』を実写映画化すれば良かっただけだと思います。ティアナは間違いなくディズニーのプリンセスにしてアフリカ系黒人です。 https://t.co/XlSHYtjKRJ pic.twitter.com/y4jNmYHEwT
— 来殿ベル(らいとのべる) (@Bell_LightNovel) September 11, 2022
では、日本人は黒人のプリンセスに違和感があるから、批判が多いのでしょうか?
ディズニープリンセスの中には、
- 『アラジン』のジャスミン
- 『モアナと伝説の海』のモアナ
- 『プリンセスと魔法のキス』のティアナ
など、他にも多様な人種のキャラクターがいます。
『プリンセスと魔法のキス』が日本で不人気なのかというと、そんなことはなく、ティアナのファンも多くいる作品!
日本人が黒人のプリンセスに違和感があるというわけではなさそうですよね!
また「人種差別をするつもりはないのだ」という前置きで意見を書いている人が多いです。
その上で「黒人のプリンセスだから否定しているわけではなく、実写なのだから、ファンのイメージをもっと大切にしてほしい」という思いを抱えた人が多いこともわかりました。
実写版のアリエルが、思い描いていた理想のアニメ像とは遠く離れていたことが、違和感となっているようです。
アリエルのキャストが可愛くない・ひどいと大ハズレ予想?
You Tubeの広告でリトルマーメイドの
実写の予告初めて見てワクワクしてたんだがアリエルがこれで愕然としたぞ pic.twitter.com/gFWJ42T2En— 総統代行 モンティナ・マックス 少佐 (@pbFyasZDMGMXr8p) September 13, 2022
続いては、実写版アリエルのキャストについてお話ししていきたいと思います。
ネットの中で、アリエルを演じる俳優さんに対して「可愛くない」「ひどい」などさまざまな意見が出ていますよね。
ディズニーアニメ版のリトルマーメイド自体がファンも多く、ミュージカルや、マーメイドラグーンシアターなどでも、アリエルがアニメに近い形で登場しています。
「自分たちが思い描いていたイメージをそのまま再現してほしかったのに、裏切られてしまった…」というような感情もあるのかもしれませんが…。
筆者が特別映像を見た時、アリエルは確かにイメージとはかけ離れていましたが「映像めっちゃきれい!そして透明感のある、きれいな歌声だな!」と感じました。
公開されたのって、物語の本当にほんの一部なんです。
何時間とある映画の約1分半ですよ!
アリエルが出てくるのだって一瞬、ワンフレーズ歌うだけのシーンで、ハズレかどうか判断するなんて、同じアニメファンとして、なんだか寂しいなと思うんです…。
アリエル役「ハリー・ベイリー」の魅力を紹介!
実写版『リトル・マーメイド』のアリエル役に若手歌手のハリー・ベイリーが抜擢されたみたい!
ハリーはグラミー賞新人賞にノミネートされたり、ビヨンセのツアーでオープニングアクトを務めるなどの実績があり、優れた歌唱力を誇る歌手なので歌唱シーンが楽しみ💓 pic.twitter.com/zo5sFmiLeH— YUI🍿洋画&洋楽🍿 (@yui_1122_0709) July 3, 2019
オーディションで見事アリエル役に選ばれたハリー・ベイリーについて紹介します!
ハリー・リン・ベイリー(Halle Lynn Beiley)
- 2000年3月27日生まれ。
- アメリカ合衆国出身。アフリカ系アメリカ人。
- 歌手&俳優。
- 2012年頃から姉のクロイ(クロエ)・ベイリーとYouTubeチャンネルを立ち上げ、ビヨンセのカバーなどを投稿。
- クロイ&ハリー(クロエ&ハリー)としてR&Bのデュオ活動を行う。
- 彼女たちの歌が、ビヨンセに見出され、彼女のレーベルであるパークウッド・エンターテイメントと契約。
- デビューアルバムは第61回グラミー賞の最優秀新人賞などにノミネートされた。
ハリー・ベイリーは、あの歌姫ビヨンセにも認められるほどの歌唱力で、彼女のアルバムやツアーにも出演しているとのこと!
鈴を転がすような歌声もアリエルの特徴なので、ハリーの美しい歌声は、アリエルとして適任なのではないでしょうか?
リトルマーメイドの作品の中で、どれだけ歌声が重要かというと…。
エリック王子は、嵐の時に助けてくれたアリエルのことを、美しい歌声で覚えていました。
しかし、人間になったアリエルと会った時に、彼女が喋れないとわかると、別人認定しちゃうほど!
劇中でも、ハリー・ベイリーの歌うシーンがたくさん見られることに期待!
以下は、実写版リトルマーメイドのロブ・マーシャル監督のハリー・ベイリーに対するコメントです。
アリエルとしての素質は十分とさえいえるハリーについて、監督は「ハリーは感情がとても豊かに溢れています。それでいて喜びに満ちています。闘志に溢れているし、アリエルのようにもっとたくさんのことを望んでいる性格を、彼女も持ち合わせていることが全身から溢れ出ている」と語り、「彼女の中にあるものが映し出されるんです」と、彼女にしか演じられないアリエルの新たな魅力について話した。
「役と役者の本質を重ね合わせて適任だった」ということなのでしょう。
ハリー・ベイリーのことを調べていて、もっと彼女の魅力を知りたくなりました!
リトルマーメイド実写版へのファンのリアルな声!
リトルマーメイドの実写…
別に黒人だからそういうのじゃなくて
シンプルに原作に忠実なビジュアルが見たかったから悲しい…
歌唱力とか表現力もアリエルぴったりって監督は言ってるみたいだけどビジュアルだって重要だよ…#リトルマーメイド映画 #リトルマーメイド実写 #アリエル #アリエル実写 pic.twitter.com/vBCbRqpEAz— ぺぺちゃん (@pepepenope00) September 10, 2022
ここからは、リトルマーメイドファンのリアルな声をご紹介したいと思います。
キャスティングに賛否はあるものの、リトルマーメイドが大好きなファンだからこそ、アリエル役の配役について気になるところはあるよう…。
筆者としては、二人目の女性の口コミに共感できるところが多くあり、ディズニーが、その時代に合った作品を作ろうとしているのだと思っています。
多様性のあるキャストを採用するのは、「夢見ることができれば、それは実現できる」というウォルト・ディズニーの信念が受け継がれているからなのかもしれません。
まとめ
リトルマーメイド実写版
日本人はあまりにもマーメイドラグーンを見慣れてしまっているから、その辺周りのビジュアルのハードルかなり高いよね。もう完成しきってるもん。
アリエルは本編見てみないとなんともいえない。 pic.twitter.com/HztiYb7n2K— ナカシー/次回11月のデザフェス (@nakasshi) September 13, 2022
リトルマーメイド実写が日本で批判されて不評なのかについて調べてきました。
アリエルのキャストについて「可愛くない」「ひどい」などの口コミがあることも確かです。
黒人を起用して「ポリコレを意識している」という意見もありますが、世界中に影響力のあるディズニーなので、そこら辺の事情は多少なりともあるかもな…と。
しかし、ハリー・ベイリーの歌声は、美しく、それを評価している人がいることもわかりました。
それに、彼女の白い歯を見せて笑う口元、ちょっとだけアリエルに似ているなと思ったのは、筆者だけではないはず…!
ディズニーアニメの作品がたくさんの人に愛されているからこそ、実写になると賛否が多く出てくることもあるとは思いますが、筆者は、作品を見てみたいなと思います!
「夢見ることができれば、それは実現できる」
そんな、子どもたちに夢を与えてくれる作品になってくれることを期待します!
それでは『リトルマーメイド実写がひどいと日本で批判?アリエルのキャストが可愛くない・ひどいと大ハズレ予想?』はここまで!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
またお会いしましょう。A hui hou !